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Rancher2.0によるWordPressを使ってみる

2019年6月11日

Rancher2.0

以前にRancher2.0とかツールを使わず、WordPressのコンテナイメージを利用せずに一から作成しようと思っていました。

しかしRancher2.0のカタログからWordPressを起動し、使い勝手が良いかどうかを確認して問題なければ使おうかなって思います。

各環境の設定

各環境の設定が出来ていない方は下記の記事を参考に構築してください。

  • Dockerを利用するのでインストールをしていない方はこちら
    Docker For MacによるKubernetesの設定はこちら
    Rancher2.0のインストールはこちら
    Rancher2.0でKubernetesの登録はこちら

Rancher2.0のカタログからWordPressの起動

カタログからWordPress(Helm用)を探し選択します。

Rancher2.0によるWordPressを使ってみる

選択したら下記の画面が表示されます。

Rancher2.0によるWordPressを使ってみる

アンサーの設定

今回WordPressで設定するアンサーの内容を下記にします。

パラメータ説明設定値
wordpressBlogNameブログ名サンプルブログです
wordpressUsernameアプリケーションのユーザ名sample
wordpressPasswordアプリケーションのパスワード設定sample
wordpressEmailメールアドレスの設定hoge@hoge
allowEmptyPasswordDBのパスワードを空にするかどうかfalse
mariadb.rootUser.passwordルートユーザのパスワード設定samplehoge
mariadb.db.nameDBの名前を設定sample_wordpress
mariadb.db.userDBのユーザ名を設定sample_user
mariadb.db.passwordDBのユーザパスワードsamplepass
externalDatabase.hostホスト名localhost
externalDatabase.userデータベースユーザ名sample_user
externalDatabase.passwordDBのユーザパスワードsamplepass
externalDatabase.databaseデータベース名sample_wordpress

上記のパラメータをアンサーに入れたら起動してみます。

確認

起動できたかカタログの一覧を確認してみます。

Rancher2.0によるWordPressを使ってみる

稼働はしているみたいだけど、エンドポイントがうまく行っていないみたい。

パラメータ説明設定値
service.portサービスHTTPポート8888
service.httpsPortサービスHTTPSポート4443

ポートを変更して作り直してみたらうまく行きました。

やはりローカルで作成しているのでホストやipが同じである為、ポートを変更しないといけない。

Rancher2.0によるWordPressを使ってみる

ブラウザで確認してみます。

Rancher2.0によるWordPressを使ってみる

うまく表示も出来ました。

まとめ

内部の構成等も確認できました。

実装している構成とほぼ同じだしこれで行こうかと思います。

しかしSSLの設定とか他のセキュリティの設定とか気になります。

管理画面とかにベーシック認証とか入れたいけどどうするの?ってなりました。

設定方法が無かったので、一から作る方向で進める方針にします(部分的には使っても良いかなって発想はあります。単体のMariaDBとかMySQLとかね)。

以前にログを確認したらアタック仕掛けられてました。

薄っぺらいセキュリティだけど無いよりかはましかと思いました。

まだまだ確認しないといけない項目とかあるのですが、簡単にWordPressの設定ができるので参考にして貰えたらうれしいです。

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